NeoChallenge ふじみ野校ブログ

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埼玉県公立入試の数学対策

こんにちは!

 

台風が近づいているみたいですね。
関東には、日曜日から月曜日あたりが最も接近するとのことです。
 くれぐれも、外出などの際はお気をつけください。

 

昨日は、塾に来てくださっている生徒様のお兄ちゃんが相談にきてくれました。
聞くところによると、どうやら数学が苦手で北辰テストでも点数がとれず困っているよう。
たしかに、まだ大手塾などでは、具体的に受験対策には入っていないかもしれませんね。

 

そこで、今日は

埼玉県立高校入試対策 数学編

をお送りすることにします!!

 

  • 難易度
  • 出題構成
  • 対策

 

埼玉県立高校入試 難易度

 

まずは、数学の平均点の推移を見てみましょう。

 

2012年 36.5点

2013年 42.4点

2014年 45.0点

2015年 48.1点

2016年 51.1点

2017年 44.4点

2018年 44.0点

 

2012年は非常に難易度が高く、正答率0.2%の問題なども出題されました。
それ以降、毎年平均点が上がっていき、2016年には50点を突破しました。
そこでまた難化し、ここ2年間は40点台半ばとなっております。

他の教科と比べても、平均点が低いことがわかります。
よって、一般的には「比較的難しい」ということが言えるかもしれません。

 

出題構成

 

続いて、数学の出題構成になります。

 

大問1  小問集合

大問2  小問集合

大問3  総合問題

大問4  総合問題

 

昔の40点満点時代から100点満点に変わってから、この大問4問構成はほぼ変わりません。

そして、細かい内容に変化はあるものの、内容についてもこの構成は不変です。

総合問題は関数、図形などの分野から出題されます。

 

そして、次に配点です。

 

大問1  約50点

大問2  約20点

大問3  約15点

大問4  約15点

 

なんと、大問1,2の小問集合だけで、70点取れる構成になっています。
どこの塾の「傾向と対策」を見ても、大問1の重要性を説いていないところはありません。
例えば、神奈川県は大問1と同じような問題の配点は25点程度です。
よって、埼玉県は基礎的な学力をはかる問題に非常に力を入れていると言えるでしょう。

 

対策

 

最初に、埼玉県の数学は比較的難しい、ということを伝えました。
しかし、中身を見てみると、小問集合の配点が非常に高いこともわかります。
数学が苦手な子でも、頑張り次第で70点くらいは取れるチャンスがあるのです。

そこで、今からでも取り組める対策を紹介します!

 

徹底した計算練習

大問1に出てくる基本的な計算問題に毎日とことん取り組みましょう。
例えば、県立の過去問や北辰の過去問の大問1だけを繰り返しやってみる。
タイムアタックなどもすると、緊張感の中で取り組むことができます。
高木塾では、基本的に毎回の授業でこれを行います。これにより、ケアレスミスなどでの取りこぼしを防ぎます。

 

教科書の練習問題、章末問題に取り組む

大問1の最後の方の問題や、大問2の問題は、教科書の練習問題や章末問題のレベルのことが多いです。
特に大問2は「入試でよく出るシリーズ」のようなものに取り組んで入れば、割と見たことのある問題も多いです。
大問3,4と違い、大問2までは特別難しいテクニックや発想などは必要ありません。
大事なのは、学校でやっている内容を徹底して理解していること、それを淀みなくアウトプットできるようになることです。

 

大問3,4のための勉強はしない!

少し大胆ですが、難関校を受ける、ということでない限り、この方針で問題ありません。
なぜなら、大問3,4の(1)の問題は、上の対策をおこなえば、できるレベルになるからです。
それでできない問題は、おそらく同じ学校を受験する子たちも解けないだろうと思うことにしましょう。

 

ということで、上記の3つを意識しながら勉強に取り組むと、また違った結果になるかもしれません。
昨日来てくれた子も、まだまだ上記の中で弱い部分があったので、今後徹底してやっていくことにしました。

急に点数があがる魔法はありませんが、コツコツ、正しい戦略で勉強を続けていけば、必ずできるようになります。

高木塾ではその子に合った「正しい戦略」を作り出し、実行を全力でサポートします!!